WordPress

WordPressが記事を表示する仕組み〜メインクエリとサブクエリ〜

Published: 2018/07/27
WordPressテーマ自作

WordPressで記事を表示するときいくつか書き方があります。 「それぞれの書き方はどう違うの?」 「そもそも、このプログラムは何をしているの?」 テンプレートを書いてて、分からなくなってきたので、WordPressの記事を表示する仕組みとコードの意味について整理してみました。 WordPressのサイトにアクセスしてからページが表示されるまで。

WordPressがページを表示するときの流れを図解します。

WordPressページが表示する仕組み

① ユーザーがリンクをクリックすると、表示したいURLをWordPressに伝えます ※この間に、WordPressのコアファイルがプラグインや、functions.phpなどを読み込ますが、詳細は割愛します。 ②データベースにアクセスし、表示したいページの記事データを取得します($wp_queryに保存されます)。 ③テーマフォルダから、ページに応じたテンプレートファイルを選びます。 ④テンプレートファイルと記事データを使って、ページを表示します

ポイントは②WordPress側で記事データは自動で準備してくれるところ。

テーマを作るときは、テンプレートファイルに、この記事データの内容を表示させるプログラムを書いていきます。

メインコンテンツを表示するメインクエリ

WordPressはアクセスしたURLに必要な記事データを自動でデータベースから取得してくれます。 ページに必要なコンテンツをデータベースに依頼することをメインクエリと呼んでいます。

※クエリ(Query)とはデータベースへのお問い合わせのこと。メインクエリとは、「このページのメインコンテンツを取得してね」とWordPressからデータベースにお願いをしているんだとイメージしてください。

WordPressのテンプレートファイルには、よくこんなコードが書かれていますね。

<?php if(have_posts()): // ①記事データが入って入れば処理を行う
    while(have_posts()): // ②各記事データについて処理を行う
        the_post(); // ③次の記事データの情報を$postに入れる。
        the_title(); // ④$postからtitle(記事タイトル)を表示
        the_content(); // ④$postからcontent(記事本文)を表示
    endwhile;
else : ?>
    <p>記事が見つかりません。</p>
<?php endif; ?>

このプログラムはメインクエリによって保存された記事データ($wp_query)から、各記事の情報を取り出して、タイトルや本文を表示させています。

メインループ図解

メインクエリをもとに、記事を表示させるループをメインループと呼ばれます。 WordPressのコアファイル側がメインクエリを取得しておいてくれるため、テンプレートファイルにはメインクエリから記事データを表示するところだけ書けば良いわけです。

さらなる記事データを表示するサブクエリ

WordPressがはじめに取得してくれるメインクエリとは別のデータを使いたいときには、サブクエリを使います。 例えば、関連記事(同じカテゴリーの記事)や同じ著者の他の記事を表示させたいときには、サブクエリの出番です。

2ステップでコードを書きます。

①サブクエリ(ほしい記事データの条件)を指定して、データベースから記事データを取得する

②取得した記事データをページに表示する サブクエリを使って記事を表示させるときにはWP_Queryを使う方法と、get_postを使う方法の2種類があります。

WP_Queryを使う

グローバル変数$wp_queryに記事データを格納するやりかたです。

// ①サブクエリを指定して、データベースから記事データを取得する
<?php $args = array( // 抽出条件を指定する
    'post_per_page' => '5',
    'post_type' => 'post',
);
$query = new WP_Query( $args );
//②取得した記事データをページに表示する
if( $query->have_posts() ) :
    while ( $query->have_posts() ) :
        $query->the_post();
        <a href="<?php the_permalink(); ?>"><?php the_title(); ?></a>
    <?php endwhile;
    wp_reset_postdata(); ?>
<?php else : ?>
    <p>記事が見つかりません。</p>
<?php endif; ?>

①WP_Query()で使える抽出条件 抽出条件いっぱいあるので、一部だけ抜粋しました。

<?php $args = array(
    'author' => 1,2,3, // 著者ID省く場合は-1,-2,-3
    'category__in' => array( 1, 2 ), // カテゴリーID(複数)
    'post__in' => array( 3,4 ), // 記事ID(複数)
    'order' => 'DESC', // ソート順(ASC,DESC)
    'orderby' => 'date'
); ?>

【WP_Queryで使える抽出条件についての詳しい記事】

②取得した記事データをページに表示する

サブクエリを元に記事を表示するループをサブループと呼びます。 メインループと同じようにhaveposts()やthepost()を使います。

wp_reset_postdata()は、サブループで使っていた$postをメインループの値に戻してあげる処理です。

$postは、メインループとサブループで共有しているので、ここでリセット忘れると、その後のメインループ処理が続けられず、正しく表示できないらしい。

get_postsを使う

$posts(記事情報)の配列に記事データをいれるやり方です。

<?p
// ①サブクエリを指定して、データベースから記事データを取得する
<?php $args = array( // 抽出条件を指定する
    'post_per_page' => '5',
    'post_type' => 'post',
);
$myposts = get_posts( $args );
//②取得した記事データをページに表示する
if($myposts)
    foreach($myposts as $post):
        setup_postdata($post); ?>
        <a href="<?php the_permalink(); ?>"><?php the_title(); ?></a>
    <?php endforeach;
    wp_reset_postdata();
else : ?>
    <p>記事が見つかりません。</p>
<?php endif; ?>

①get_post()で使える抽出条件

<?php
$args = array(
    'posts_per_page' => 5, // 取得件数(初期値:5)
    'offset' => 0, // 最初に取得する記事(初期値:0)
    'category' => '', // カテゴリーID
    'category_name' => '', // カテゴリー名称
    'orderby' => 'date', // 記事をソートする条件
    'order' => 'DESC', // 記事のソート順(ASC,DESC)
    'include' => '', // 含める記事ID
    'exclude' => '', // 除外する記事ID
    'post_type' => 'post', // 記事タイプ(post,page)
    'author' => '', // 著者のID
    'author_name' => '', // 著者の名前
    'post_status' => 'publish', // 記事のステータス
);
$posts_array = get_posts( $args ); ?>

【get_posts()で使える抽出条件についての詳しい記事】

②取得した記事データをページに表示する

setup_postdata($post)で記事データの配列から、$postに記事データを入れます。また、記事内容を表示するテンプレートタグthe_title()the_content()が使えるようになります。

WP_Queryとpostの違い

WP_Queryとpostでは記事データを入れる変数(データを入れる箱)が違います。

wp_queryとpostsの違い

単なる記事の情報だけ使うときはget_post() 、記事の情報+ページの条件分岐タグを使うときはWP_Queryと覚えておくといいと思います。

まとめ

  • URLに応じて、WordPressでは必要なページの記事データを自動取得してくれる
  • メインクエリは、そのURLのメインコンテンツを表示するときに使う
  • サブクエリはメインクエリに入っていないデータ(関連記事や著者の別記事など)を表示するときに使う