こんにちは。今日は、ホームページやサービスづくりの中でよく出てくる
「お客様の声(=感想)を載せましょう」というお話について、書いてみようと思います。
「感想ください」がこわかった
でも、私自身、ホームページをつくったとき、何かのサービスを提供したとき
「よければ感想をくださいね」と伝えるのが、とてもこわかった時期がありました。
- もしダメって断られたらどうしよう
- 本当は満足してないかもしれない
- わざわざお願いするなんて、迷惑じゃないかな
そんなふうに思って、なかなか声をかけられなかったんです。
どうして、お客様の声は必要?
では、どうしてそこまでして「お客様の声」をホームページやブログに載せたほうがいいのでしょうか?
それは、ただの“証拠”や“アピール”のためではないです。
「誰かの体験」は、これから利用しようとしている人にへの「バトン」みたいなもの。
はじめての人は「不安」でいっぱい
ホームページを訪れる人は、たいていの場合、
このホームページを誰がやっているか、どんな活動をしているのかよく知りません。
- どんな人がやっているの?
- へぇ、ホームページレッスンかぁ
- 本当に自分にもできるの?
- 優しく対応してくれるかな?
- 他の人はどうだったの?
などなど
2. お客様の声は、リアルな安心材料になる
そこで、「お客様の声=すでに体験した人たちの話」があると、
実際に自分がやる様子をイメージしやすいんですよね。
シミュレーション、擬似体験できるかんじ。
- 実際に受けた人の体験だから、信頼できる
- 雰囲気や対応の仕方がなんとなく伝わる
- 自分と似た立場の人の感想に共感できる
たとえば、あなたが美容室を探していたとして、
「癖っ毛が悩みだったけど、自分に合ったスタイリングを提案してくれました」とか、
「初めてでも丁寧にカウンセリングしてくれました」とクチコミに書かれていたら、
ちょっと安心して予約できる気がしませんか?
すでに体験した人のことばに、安心するのです。
「活動の記録」を積み重ねるために
「お客様の声」と聞くと、つい“売り込み”っぽい印象があるかもしれません。
でも本当は、「私のサービスって、こんなふうに届いていますよ」という“記録”を、
次に必要になりそうな人たちのために、そっと置いておくだけ。
たとえば…
- 「初めてでも安心できました」
- 「モヤモヤがスッキリしました」
- 「自分のペースで進められたのがよかったです」
そんな一言が、次に来る人の心に寄り添い、
そっと背中を押してくれるのです。
自分自身の励みにもなる
そして何より。
お客様の声は、提供する側の自分にとっても
「やってよかった」「続けよう」という
心の支えになります。
迷ったとき、落ち込んだとき、
その言葉たちが、そっと背中を押してくれるのです。
中には、自分が気づいていなかった、自分の持ち味を知るきっかけになったりします。
私の「最初の声」は、友人がくれた
私自身、載せた方がいいというのはわかりつつ、なかなか抵抗があったとき。
最初に「お客様の声」をくれたのは、友人でした。
HPの仕事をお願いしてくれて、
そのあとにこんな言葉をかけてくれたんです。
「私書くから、絶対に載せた方がいいよ」
「これであなたの力になれるなら、私もうれしいのよ」
そのことばが、私の心をふっと軽くしてくれました。
「感想って、“応援”なんだ」
そう思ったのです。
そこから、少しずつ聞けるように
今でも、正直ちょっとドキドキすることはあります。
でも、こんなふうに考えるようになりました。
- 感想の中には「もっとこうなると嬉しい」もあって、それも宝物
- 伝えてくれるのは、サービスを大切に思ってくれている証
- 感想をもらうことで、自分のサービスが育っていく
そう思うと、「よければご感想いただけると嬉しいです」と
自然に伝えられるようになってきたんです。
はじめは、小さな一歩からで大丈夫
とはいえ、「いきなりお願いするのはハードルが高い…」と感じる方もいるかもしれません。
そんなときは、無理にお願いしなくても大丈夫。
メールに書いてくれた一言や、会話の中でもらった言葉を
少しずつメモしていくだけでも、十分なスタートになります。
そうやって集まった言葉たちは、
きっとあなたのサービスが誰かに届いた証です。
私も、最初は感想を聞くのがこわくて仕方ありませんでした。
でも今は、いただいた言葉がうれしくて、
ときには読み返して、元気をもらうこともあります。
だからもし、今こわいと思っている方がいたら、
「少しずつで大丈夫だよ」と伝えたいです。
あなたのサービスが、誰かの役に立っていますよ。