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初心者のためのgitとSourcetreeのはじめ方

Published: 2020/03/29 | Updated :2020/08/22
gitSourcetree

バージョン管理」ってご存知ですか。

プログラマーにはよく使われているものですが、 ファイルの更新履歴を残しておいて、 「いつ、どう編集したか」を確認したり、 いざというとき前の状態に戻せるツールです。

  • ファイル保存しちゃったけど、昨日の状態に戻したい…
  • ファイルを更新したい。でも、元の状態も使うかもしれないから、ファイルを複製しとこう…

こんな悩みも、バージョン管理があれば解決できます。

私もプログラム開発のため、バージョン管理を使いはじめました。

最初は、用語が分からなかったり、戸惑うこともありましたが、少しずつ使い方に慣れてきました。

プログラマーはもちろん、ファイルを効率的に管理したい人たちにもおすすめなので、今回はバージョン管理をはじめる方法を紹介します。

こんな方にオススメです。

  • WEBデザイナーやプログラマーで、htmlやCSSをバージョン管理したい人
  • ブログ記事など、文章の編集・校閲履歴を残したい人
  • ファイルのバックアップを残したい人

なお、今回は個人で使う機能に絞って紹介しています。

チームで使うときには、同じ箇所を編集してしまった時の対応や、変更箇所のレビュー依頼などができますが、その説明は割愛します。

バージョン管理のメリット

gitは、ファイルのバージョン管理システムです。

バージョン管理とはゲームでいうセーブポイント

ゲーム中のセーブポイントのように、作業ごとにその時点の状態を保存しておいて、後から元の状態に戻すことができます。

バージョン管理でできること
  • ファイルを「誰が」「いつ」「どんな修正を加えたか」を記録に残せる
  • 誤って修正した場合に、前に遡ってファイルの状態を戻すことができる
  • 複数人で同じファイルを共有、更新ができる

バージョン管理は、こんな時に使われます

  • プログラム(HTML、CSSなど)の更新作業
  • テキストファイル(小説やブログ記事など)の下書き、編集、校閲作業
  • ExcelやPowerpointなどの共有ファイルの履歴管理

バージョン管理システムを使うと、

  • 提案書_20200115.txt
  • 提案書_20200116.txt

とか

  • 提案書_〇〇修正版.xls
  • 提案書〇〇修正版追記.xls

とか

ファイルを分けてバックアップを残す必要がなくなります!

テキストファイルだと編集履歴を行単位で確認できるのですが、 プログラムに限らずExcelやPowerpointなどいろんなファイルでも使えます。

バージョン管理のツール(gitとSourcetree)

git

gitは、ファイルの変更を記録してくれるバージョン管理システムです。

gitを入れると、自分のPC上にファイルの変更履歴を保管するための場所が用意されて、バージョン管理のための機能が使えるようになります。

Git(バージョン管理)の概念を詳しく学ぶにはサルでも分かるバージョン管理入門をどうぞ。

Sourcetree

SourcetreeはGUIでGitを操作するためのソフトです。

gitを使う際、ターミナルからコマンドでファイルを操作する必要があって、ややこしいです。

Sourcetreeを使うと、画面上でファイルの変更をみれたり、直感的に操作できるので、コマンドになれていない初心者にも使いやすいです。

GitとSourcetreeのはじめ方

ここからは、Macユーザー向けの解説になります。

Windowsで使いたい方:Sourcetreeのダウンロードとインストール方法 | サービス | プロエンジニア

gitをインストールする

ターミナルから以下のように入力します

ターミナルを起動して、以下のコマンドを入力します。

$ git --version

このように、バージョンの表記が出てきたら、OKです。

$ git --version git version 2.24.1 (Apple Git-126)

Xcodeをインストールして、ライセンスに同意していない場合は以下のように入力して、管理者パスワードを入れます。

$ sudo git --version Password:

これで、gitを使う準備ができました。

Sourcetreeをインストール

SourceTreeのサイトから、アプリケーションをダウンロードして、インストールします。

Sourcetreeでファイルをバージョン管理する

まずは、バージョン管理したいフォルダを設定します。

右クリック>NEWを選びます。

Sourcetreeでローカルリポジトリを作成

「Create Local Repository(新規ローカルリポジトリを作成)」を選びます

ローカルリポジトリを作る

バージョン管理するフォルダの場所と名前を設定します。

Createを押すと設定完了。

ローカルリポジトリ作成

gitで管理する場所を「リポジトリ」と呼びます。

Finderでフォルダをみると、「.git」という隠しフォルダがあります。 ここに変更された内容が記録されていきます。

Finder上での見え方

Sourcetreeの画面上で新しく追加したリポジトリをダブルクリックすると、こんな画面が開きます。

Sourcetreeの操作画面

これで、初期準備準備完了です。

バージョン管理したくないファイルはどうするの?

「.gitignore」というテキストファイルを作って、バージョン管理しないファイルを追記します。

# 除外するファイル名を指定
file.txt

# 除外するディレクトリを指定
directory/

# テキストファイルを除外
*.txt

git基本の使い方〜コミットで変更を記録する〜

ここから、具体的な使い方をみていきます。

まずは、先ほど作ったディレクトリにファイルを置いてみましょう。

バージョン管理中のフォルダにファイルを追加

Sourcetree画面上にファイルがでてきます。

Sourcetreeに変更内容が表示されました

そこで、メッセージ欄に「新規作成」とメッセージをいれて、コミットボタンを押します。

コミットとは 「コミット」とは変更履歴を記録することです。 自分で作業が終わったときに、コミットボタンを押して、「何を変更したか」メッセージを残すことができます。

コミット

コミットが終わった後、Historyを選ぶと、ファイルの変更履歴が見れます。

ファイルが保存されるごとに勝手に変更履歴が追加されないので、注意くださいませ。

Historyで変更履歴を確認する

続いて、ファイルを編集してみましょう。

1行追記して、保存します。

ファイルを変更する

すると、Sourcetreeの画面では変更があったファイルが表示されます。

Sourcetreeの画面

左上のコミットマークを押すと、コミット画面に写ります。

ファイルにチェックを入れて、メッセージを入れて、コミットします。

sourcetree上で変更をコミット )

編集履歴が追記されています。

編集履歴

まとめ

  • git=ファイルのバージョン管理ツール
  • SourceTreeで視覚的に編集履歴が見える
  • コミットすると、ファイルの変更を記録する

何度も更新が入るファイルは、バージョン管理しちゃった方が作業が楽になるかもしれませんね。

個人のPC上で作業する分には、gitとsourcetreeでOKですが、さらにGitHubというツールを使うと、Web上でプログラムを公開したり、複数の開発者と協力してプロジェクトを進めることができます。

続き>>> GitHubのインストールと使い方